イチョウ葉エキスと脳卒中
イチョウ葉エキスと脳卒中
イチョウ葉エキスと脳卒中の予防に効果が期待されています。
脳卒中にはいくつかの種類があり、大きく分けると、
脳の血管がつまる脳梗塞と、脳の血管が破れて出血する脳出血・くも膜下出血に分類されます。
◆脳卒中の分類
@血管が詰まる
・脳梗塞
脳の血管詰まりや、狭窄によって血流が悪くなって起こる症状。
(脳梗塞の分類)
・脳血栓症
脳の太い血管が動脈硬化によって硬く、さらに狭くなったり、
あるいは高血圧により脳の血管が変性して、血管が詰まって起こる症状。
・脳塞栓症
心臓などでできた血栓が、脳の血管を塞いだ結果起こる症状。
・一過性脳虚血発作
一時的に脳の血管がつまり、脳梗塞の前兆として現れる症状。
A血管が裂ける
・脳出血
脳の中の細かい血管が破れて出血して起こる症状。
・くも膜下出血
脳の表面の血管にできた動脈瘤が破れて、くも膜の下に出血して起こる症状です。
脳卒中は命に関わる重大な病気です。
運よく、一命を取り留めても、必ず後遺症が残ります。
◆脳卒中の後遺症
脳卒中による後遺症の種類は大きく分けると、
神経症状、高次脳機能障害、感情障害などがあります。
@神経障害
神経障害とは、身体機能に起こる障害のことです。
・言語障害
・運動障害
・感覚障害
・視野障害
・排泄障害
・嚥下障害など
A高次脳機能障害
高次脳機能障害とは、言語、記憶、思考、
行為、学習、注意などに障害が起きた状態のことです。
・言葉障害
・記憶障害
・行為障害
・認知障害など
B感情障害(気分障害)
感情障害とは、感情が不安定になる状態です。
・鬱病
・双極性感情障害
脳卒中は、動脈硬化や高血圧が大きな原因となっています。
なかでも高血圧は、加齢による動脈硬化に加えて、
さらに動脈硬化を促進させ、血管に損傷を与える結果になってしまいます。
このほかにも、動脈硬化を促進させる要因としては、
血栓の恐れがある高脂血症、糖尿病、心臓病、高尿酸血症なども関係します。
イチョウ葉エキスには、ケルセチンやルチン、カテキンなどの
30種類以上のフラボノイドや ギンコライドなどの有効成分が含まれています。
イチョウ葉エキスのフラボノイド類は、血小板凝集の阻害効果があるため、
脳梗塞の原因である血栓を予防することができます。
血栓の形成は、血小板凝集能の異常を引き起こす
血小板活性化因子が関係しています。
イチョウ葉エキスの含むギンコライドBは、
異常な血小板活性化因子を阻害する効果があり、
血管内で血栓がつくられてしまうことを抑えてくれます。
また、イチョウ葉エキスには、血液循環改善作用、
血圧上昇抑制作用、血糖値上昇抑制作用、血管の弾力性の改善作用があり、
動脈硬化や高血圧の改善に効果が期待されています。